2021年6月頃から、車を手放すことを夫婦で検討し始めました。
同年8月、夫の転職が決まり、引っ越しを機に車を手放す決断をしました。
10年以上マイカー生活を送ってきた私は、車に対する思い入れもあり、簡単には決断できませんでしたが…
通勤は以前から電車で、交通費も会社負担。
「じゃあ、今の生活に本当に車って必要なのかな?」と、
ふと立ち止まって考えるきっかけになりました。
車があるから便利という感覚から、
なくても案外困らないかもという視点に変わったんです。
手放してみると、想像以上に経済的・精神的な負担が減り、暮らしやすさが増したのを実感しています。
この記事では、実際に感じたメリットとデメリットをご紹介します。
目次
1.車を手放した経緯
2.車なし生活のメリット
3.車なし生活のデメリット
4.まとめと結論
1.車を手放した経緯
当時、私たちは埼玉県さいたま市に住んでいましたが、夫の転職により首都圏での新しい生活をスタートすることに。
そのタイミングで、車を持ち続けるかどうかを見直すことにしました。
家族構成は夫婦ふたり。
ともに健康で、以前から通勤は電車。
交通費は会社負担で、大きな支障はありませんでした。
近所にタイムズカーシェアがあることも大きな安心材料で、
「いざというときは借りればいい」と思えたことで、踏み切るハードルがぐっと下がりました。
「本当に今、車が必要なのか?」を改めて見直し、手放す決断に至りました。
2.車なし生活のメリット
車を手放すことで感じたメリットは2つあります。
① 経済的な負担からの解放
車の維持費は思っている以上にかかります。
私たちの場合、かなりざっくりとしていますが以下のようなコストがかかっていました。
・月極駐車場:9,000円/月
・自動車保険:2,700円/月
・ガソリン:4,000〜8,000円/月
・高速道路・駐車場:月5,000〜8,000円/月
・点検:19,000円/半年
・税金:37,000円/1年
・車検:140,000円/2年
・タイヤ交換:30,000〜40,000円/3〜4年
すべての項目を最高額で月換算した場合、
車の維持費は月額4万円前後、年間約40万円以上の支出。
この負担がなくなったことで、家計管理がシンプルになり、精神的な余裕も生まれました。
② 物件選びの幅が広がった
車の維持費の一部を家賃に充てられることで、駅近の理想的な物件に住めるようになり、
結果的に快適さが増しました。
特に、物件選びでは夫の通勤負担を減らすことを最優先に考えました。
夫は私よりも通勤日数が多く、以前は片道30分以上かかっていたところが、現在は電車で約20分と大幅に短縮。
その分、副業の時間も確保できるようになり、時間のゆとりと生活の満足度が格段にアップしました。
私たちにとって、今できる最大限の予算でバランスの良い暮らしを選べたことは、大きな収穫だったと感じています。
3.車なし生活のデメリット
車を手放すことで感じたデメリットは2つあります。
① 大きな荷物や重たい物の運搬が不便に感じることがある
日常生活ではあまり不自由を感じませんが、以下のようなシーンでは少し悩ましいこともあります。
✅仕事用の大きな段ボールを買うとき
仕事用の大きな段ボールを買うときは、ホームセンターでまとめて購入するのが一番安く済みます。
でも、電車で行ける距離に店舗がなく、ネット注文だと送料を除いても単価が高め。
以前はこうしたシーンで不便さを感じることもありましたが、
最近ではそもそもまとめ買いの機会が減り、この悩みはほとんどなくなりました。
✅お米やミネラルウォーターなどの重たい食品や嵩張る日用品
今はすべてネット注文に切り替えました。
注文のタイミングを工夫すれば、不便はほぼゼロ。
むしろ買い忘れがなくなって快適です。
なお、私の住まいから徒歩5分の場所にタイムズカーシェアがあるため、必要なときはそれを活用しています。
気分転換にドライブしたい時などは早めの予約が必要ですが、予約が取れないこともあるため、
急ぎの場合はタクシーを利用すことも視野に入れています。
② フットワークがやや重くなる
車があったときより気軽に外出しなくなり、インドア傾向に拍車がかかる面もあります。
ただしこれはなんとなくの外出や、ついで買いが減ったとも言えるので、
浪費を防ぐ意味ではプラスに働いています。
代わりに自宅での過ごし方やリフレッシュの工夫をすることでバランスを取っています。
4.まとめと結論
車を手放すには、少なからず勇気がいります。
でも、費用の見直しやライフスタイルの変化を踏まえて選択することで、
想像以上に快適な暮らしが実現できることもあります。
もし、あなたが今、車を手放すか迷っているなら…
まずはご自身の生活スタイルや費用面をシミュレーションしてみるのがおすすめです。
思い出やいつか使うかにも縛られず、今の自分にとって心地よい選択を重ねることで、
新しい暮らしの可能性が見えてくるかもしれません🌱
けいこ